住宅ローンが残っている家を売る方法 其の①『不動産売却・買取Lab』
将来的に自宅の売却をお考えの皆様へ
「自宅を売却したいけど住宅ローンが残っている…」。そのようなお悩みを抱えている方も多いのではないのうでしょうか。
ライフスタイルの転換期や仕事による影響など、様々な理由でご自宅の売却を検討することは珍しくありません。
結論から言えば、住宅ローンが支払い中でも、ご自宅の売却は可能です。しかし、住宅ローンの返済状況などによっては希望通りの売却が難しくなるので、判断基準や注意点などを抑えておくことが大切です。
この記事では住宅ローン支払い中の自宅を売却するための判断基準や売却方法・注意点などを分かりやすく解説していこうと思います。
皆様がご自宅の売却を検討する際、参考にしていただければ幸いです。
▼住宅ローンが残っている家は売れるのか?
結果からお伝えしますと、住宅ローンが残っている家であっても売却は可能です。
ただし、住宅ローンの状況によって、売却可能かどうかの判断は分かれます。
家を売却するには、住宅ローンを組んだ際に設定された抵当権を抹消する必要があります。
抵当権の抹消には住宅ローン完済が必須条件です。
したがって、住宅ローン支払い中の家を売るには売却額で住宅ローンを返済できるかが重要になってきます。
そのため、住宅ローン支払い中の家の売却を検討する場合、まず「住宅ローン残債」と「売却予定額」を把握する必要があるのです。
住宅ローン残債額を確認する方法は、次の3つの方法で確認できます。
①返済予定表を確認する ②残高証明書を確認する ③Webサイトで確認する
①返済予定表で住宅ローン残債額を確認する方法
返済予定表とは、住宅ローンの完済までの予定が詳しく記載された書類です。ボーナス払いや返済予定日・元本と利息の内訳などが記載されているので、返済予定表を確認すれば、どのタイミングでどれくらいの住宅ローンが残っているのかがすぐにわかります。
返済予定表は、住宅ローンの最初の返済がスタートする前後に金融機関から郵送されているのが一般的です。
郵送後内容を確認した後は、見ることなく保管している人がほとんどでしょう。
返済予定表は住宅ローンの残高確認や借り換える際などで役に立つ書類です。紛失しないように大切に保管しておくようにしましょう。
②残高証明書で住宅ローン残債額を確認する方法
年末頃に金融機関から郵送される残高証明書でも、住宅ローン残債を確認できます。
残高証明書は、年末時点の住宅ローン残債が記載されている住宅ローン控除を適用するために必要な書類です。
一般的には、10月~11月頃に送られてくるので大切に保管しておくようにしましょう。
ただし、住宅ローン控除の対象外の人など残高証明書が送られてこない場合もあります。
郵送されない場合や郵送された残高証明書を紛失した場合は、金融機関の窓口で発行してもらえるので問い合わせてみるとよいでしょう。
③Webサイトで住宅ローン残債額を確認する方法
住宅ローンを組んだ金融機関がインターネットバンキングに対応していれば、ネットサービスに加入することでWeb上での住宅ローン残債を確認できます。Webサイトでの確認であれば、ネットさえつながればいつでも確認できるので手軽です。
ただし、金融機関によってはネットに対応していないケースや、対応していても住宅ローン残高には対応していないケースもあるので
注意しましょう。
次回『住宅ローンが残っている家を売る方法 其の②』では、自宅の売却額を調べる方法や住宅ローン支払い中の家を売るか判断する基準について詳しく解説していきたいと思います!
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